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身体表現性障害

身体表現性障害とは

身体表現性障害とは身体表現性障害とは、痺れや吐き気、痛みなどの身体症状が原因で、普段の生活をうまく送れなくなっているのにもかかわらず、この身体症状を引き起こす身体疾患、お薬の副作用、別の精神疾患なども確認されず、心理社会的要因により発症していると考えられる障害です。
心因性疼痛、ヒステリーと言われる場合もあり、不安が影響して発症すると考えられています。

身体表現性障害の症状

身体表現性障害の主な症状として、身体化障害、疼痛性障害、心気症などが挙げられます。

身体化障害

身体化障害は重度の慢性障害です。胃腸症状、神経症状、痛みなどを中心に様々な症状が何年もの間、何度も現れますが、体には問題が見つかりません。女性の方が発症しやすいと言われています。

疼痛性障害

代表的な症状として、痛みがひどく苦痛を引き起こします。痛みの原因となる明らかな体の異常は起きておらず、心理社会的な要因により症状の強さが左右される状態です。これが原因で仕事が手につかず、精神安定剤や鎮痛剤を手放せなくなる場合もあります。

心気症

身体機能もしくは身体症状への考え方が間違っていることが原因で、重病を発症しているかもしれないと考えたり、不安になったりして頭から離れない状態です。外科や内科に相談し、適切な説明や医学的評価が行われても、現代医学では解明できない奇病を発症しているなどと思い込み続けます。

身体表現性障害の原因

生まれつき、身体感覚が鋭く、悲観的になりやすい繊細な方が発症しやすいと考えられています。また、周りの環境の変化や、心身の過度な疲れが、ストレスを引き起こしていると思っておらず、言葉として口に出しにくい方に、身体症状として見られる場合があるとされています。

身体表現性障害の治療

身体表現性障害の治療現在では、状況に応じてアドバイスする精神療法や薬物療法、家庭や職場などの環境整備が治療として挙げられます。お薬を使うことに加え、基本的な対処方法を学習することも大切だと考えられています。

精神療法では、抑うつ感や不安感へ辛さを感じていることに配慮し、患者様のお悩み事や身体的健康に対しての不安についてしっかりとお聞きします。そして、ストレスを引き起こしている環境を改善し、ストレス対処法を学習することを目標にします。また、精神疾患も発症しているケースでは、睡眠薬や抗不安薬などの薬物療法が有効だと考えられています。


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